己破産の件数について

自己破産の件数については裁判所の記録を見ることで正確データを手に入れることは簡単に出来ます。
とはいえ、実は自己破産の件数以外の内容、自己破産に至った経緯や債務内容、金額などについては詳細な分析結果などは開示されていません。
ですから、自己破産の件数が急激に増え、その後減少傾向に転じたのはさまざまな要因があると考えられますが、どれも状況からみた憶測であるといえます。
自己破産が平成4年から平成15年までの間に20万件も急激に増えた背景には、長引く不況と消費者金融といった貸金業界の過当競争により多重債務と呼ばれる人が急激に増えたことが一つの要因として挙げられます。
多重債務に陥り、生活苦で自殺をする人も急激に増え、自殺をするくらいなら自己破産した方がよいと自己破産を勧める世論もありました。
また、頑張って手に入れたマイホームが原因で自己破産するというケースも多くありました。
バブルがはじけた後はどんどん不動産価値が下がる上に不況の影響で所得が伸びない。毎月の家のローンが負担になるが、不動産を売っても借金は残る、という状況も多々ありました。
平成12年から弁護士による広告が解禁になったことをうけ、世間一般に自己破産というものが広く知られるようになったことも自己破産者が急増した要因の一つではという考えもあります。


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