自転車操業、自己破産へ・・・
最高裁判所が集計している全国の自己破産申請件数によると、平成15年のピーク以降、ずっと減少傾向にあった自己破産件数が平成21年11月には73ヶ月ぶりに増加していました。
平成22年3月も前月比では22.1%増という集計結果がでており、平成22年の自己破産件数は増加に転じる可能性が出てきています。
なぜ、それまでずっと減少し続けていた自己破産申請件数が増加したのでしょうか?
それには総量規制が実施されたことに大きな影響があるようです。
総量規制とは個人の借入総額が、原則、年収の3分の1までに制限される仕組みのことです。
配偶者や親がどれだけ収入があっても本人に収入がなければ原則としてお金を借りることは出来ません。
また、すでに年収の3分の1以上借入をしている人はそれ以上の借入は出来ません。
それまで自転車操業で借金を返済していた人もそれが出来なくなるため、自己破産を選択せざるおえない人が増えてきたと見ることが出来るようです。
この総量規制は平成22年6月から施行されましたが、施行される以前から自己破産者の件数が増えていたことをみると、それ以前から消費者金融では審査を厳格にしたことが考えられます。
銀行からの融資は総量規制の対象外なのですが、そもそも銀行でお金を借りられる人であれば自己破産の件数には影響しないでしょう。
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